チョンジュ(清州)市(読み)チョンジュ(英語表記)Ch'ǒngju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョンジュ(清州)市」の意味・わかりやすい解説

チョンジュ(清州)〔市〕
チョンジュ
Ch'ǒngju

韓国,チュンチョンプク (忠清北) 道の西部にある市。道庁所在地。 1949年市制。クム (錦) 江の支流ムシム (無心) 川の流れるチョンジュ盆地にあり,クム江流域の平野部と,ノリョン (蘆嶺) 山脈,ソベク (小白) 山脈との漸移地域に発達した。新羅時代に西原京がおかれ,高麗時代には清州牧となった。李氏朝鮮でも軍事,地方行政の要地で,08年チュンジュ (忠州) に代って道庁所在地となった。チュンブク (忠北) 鉄道が通り,西方にキョンブ (京釜) 高速道路のインターチェンジがある。農産物の集散や加工が行われる。 70年代に工業団地が造成され,繊維,機械,化学,食品などの工場が建設された。タバコの産出が多く,米,オオムギ,ジャガイモ,モモなども栽培される。弥勒七体仏のあるヨンファ (竜華) 寺,道立公園のファヤン (華陽) 洞などがある。面積 65km2。人口 49万 7429 (1990推計) 。

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