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テトラコルド

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百科事典マイペディアの解説

テトラコルド

古代ギリシアの音組織理論の基本となる単位。完全4度の枠内に4つの音をあてはめた音列。二つの全音,一つの半音の音程を含むものが代表的。二つのテトラコルドを1全音あけてつなぐ(ディスジャンクト)ことによってオクターブの音組織ができ,間隔をあけず一つの音を共通音としてつなぐ(コンジャンクト)ことによって短7度に至り,これに付加音を加えてオクターブが得られる(ギリシア旋法)。

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世界大百科事典内のテトラコルドの言及

【エンハーモニック】より

…〈微分音的〉と〈異名同音的〉の二とおりに訳される。(1)古代ギリシアの音楽理論では,音階を全音階的,半音階的,エンハーモニックの三つに区別し,エンハーモニックはテトラコルド(4音音列)が微小音程(4分音あるいは4分音に近い音程)を含む場合をいう。(2)近代理論においては,純正律における近似的な微小音程,12平均律では,たとえば鍵盤上の〈嬰ロ〉と〈ハ〉,〈嬰ハ〉と〈変ニ〉のように,音名と記譜法が異なっても同一の音の関係をエンハーモニック(異名同音)と呼ぶ。…

【音階】より


【西洋】
 西洋音楽でいちばん古い音階理論として知られているのは,古代のギリシア旋法である。これははじめは完全4度を分割したテトラコルド(4個の音から成る音列)であったが,のちにそれを2個重ねてオクターブにわたる音階の形ができたものと思われる。ギリシア旋法は,ドリス,フリュギア,リュディアの3者を基本として,その5度上および5度下の音階にそれぞれヒュポおよびヒュペルの接頭語をつけた(ヒュポドリス,ヒュペルフリュギアなど。…

【音律】より

…その中で今日まで原理的に順守されているのは,サフィー・アッディーンの1オクターブ17不等分律音階である。この理論によれば,大全音(204セント)は二つのリンマ(L=90セント)と一つのコンマ(C=24セント)から成り,テトラコルド(完全4度)は(L+L+C)+(L+L+C)+Lの7律から構成される。したがって1オクターブは二つのテトラコルドと1大全音,すなわち,(L+L+C)+(L+L+C)+L+(L+L+C)+(L+L+C)+L+(L+L+C)の17律から成るとする。…

【ギリシア音楽】より

…その後ピタゴラス派の理論はユークリッド(エウクレイデス,前4~前3世紀)やニコマコスNikomachos(2世紀)に,アリストクセノスの理論はクレオネイデスKleoneidēs(2世紀)などに継承されていくが,2世紀のプトレマイオスは《ハルモニア論》において両派を折衷する形で独自の理論を打ち出し,それがボエティウスに伝わった。 ギリシアの音階は,テトラコルドtetrachordとよぶ音列が基礎であった。テトラコルドは完全4度の枠をもち,両端が固定し中間音が変化する四つの音から成っているが,中間音の位置によって全音階的,半音階的,微分音的の三つの種類に分けられる(図1)。…

※「テトラコルド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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