日本大百科全書(ニッポニカ) 「オクターブ」の意味・わかりやすい解説 オクターブおくたーぶoctave 英語octave フランス語Oktave ドイツ語ottava イタリア語 音楽用語。周波数が1対2の比率をもつ二つの音の音程関係をいう。また、その音程関係をもつ両端二つの楽音をもさす。西洋音楽では5全音と2半音の間隔(完全8度音程)からなっている。聴感上は同一音とさえ感じられ、同一音(完全1度音程)に次いでもっとも調和する音程である。このことからオクターブは、西洋音楽のみならず、他の多くの音楽で、音階の音域や枠を決定する重要な原理的要素の一つとなっている。[黒坂俊昭][参照項目] | 音程 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オクターブ」の意味・わかりやすい解説 オクターブoctave 音楽では完全8度音程。音響学的には,2音間の振動数の比が1対2である音程。詩では8行連句 (8行が1連にまとまっているもの) ,特にソネットの前半をさす。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報