デバイ‐ウォラー因子(英語表記)Debye-Waller factor

法則の辞典 「デバイ‐ウォラー因子」の解説

デバイ‐ウォラー因子【Debye-Waller factor】

結晶によるX線中性子線電子線などのコヒーレント散乱ブラッグ散乱*)において,強度が理論値よりもexp(-(1/3) 〈u2 〉 〈⊿k2 〉)だけ減少するが,この減少を表す因子のこと.原子の熱振動のためであり,〈u2 〉 は平衡位置からの原子のずれの二乗平均値,〈⊿k2 〉 はX線の波数ベクトルの変化高である.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android