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トケパラ Toquepala

世界大百科事典 第2版の解説

トケパラ【Toquepala】

ペルー最南部海岸地方にある洞窟遺跡。奥行き10mほどの小洞窟内の岩壁に,赤,黒,白,黄など6色の顔料を用いて武器を持つ狩人やラクダ科動物を描いた壁画が見られる。南アメリカの洞窟絵画の代表例として知られ,その技法や呪術的性格などから,しばしばヨーロッパ旧石器時代洞窟絵画と比較して論じられる。洞窟内で発見された石器は古代アンデス初期石器伝統に属し,年代は前7500年ころと推定されている。【加藤 泰建】

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世界大百科事典内のトケパラの言及

【岩面画】より

…岩面画の代表的なものには,フランスからスペインにかけて分布するフランコ・カンタブリア美術(後期旧石器時代),スカンジナビアやシベリアの極北美術(中石器時代),スペイン東部のレバント美術,タッシリ・ナジェールなどサハラ地域の山岳や丘陵に遺存するもの,南部アフリカのサンの美術,オーストラリアのアボリジニーの美術,中部インド山岳地帯に残るものなどがある。さらに,中国(甘粛省嘉峪関),韓国(慶尚南道など),アメリカ合衆国(ネバダ州,カリフォルニア州),チリ,ボリビア,ペルー(トケパラ洞穴)でも見いだされる。主題は,狩猟,漁労,牧畜の場面が多く,ときに抽象的図形や文字(サハラ)も表される。…

※「トケパラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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