出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
… 狩猟とは,人類が他生物と交渉する形態の一つで,保護,畏敬,無視などと並ぶ敵対の関係に属し,その生物とくに野生鳥獣を捕獲殺害することを目的とする行為である。人類が野生鳥獣と競合・闘争して相手を排除しようとする方式を,人の側からみた場合の呼称であって,これを日常の生活手段としている者が狩人と呼ばれる。この古い意味が人類の勝利が明らかになるにつれてうすれていき,しだいに娯楽・スポーツとしての意味を多く含むようになったのが現代の狩猟であり,これは自然保護の思想と対立しがちである。…
…野獣を捕獲する人を意味するが,日本の中世には漁業を営む人にもこの文字をあて,いずれも〈りょうし〉と呼んだ。両者は近代まで混用されており,区別する必要がある場合は,野獣を捕る者を狩人,川魚漁を川立ち,海魚・湖魚を捕獲する人を漁師または漁人といっていた。九州では〈りゅうし〉と発音して山猟をする者を区別し,あるいは山人(やまと)という。…
※「狩人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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