トチカガミ科(読み)とちかがみか

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トチカガミ科
とちかがみか
[学]Hydrocharitaceae

単子葉植物。温帯から熱帯に約16属100種あり、多くは淡水生水草。日本には帰化水草を含めて11属約20種あり、一年草または多年草。葉は、トチカガミ属は浮葉性でほぼ心臓形であるが、ほかのスブタ属、セキショウモ属などはすべて沈水性で線形、葉や花はすべて叢生(そうせい)。単性花と両性花があり、雌雄異株または同株。花序は下部が1、2個の包鞘(ほうしょう)に包まれる。萼片(がくへん)は三枚で花弁状、花弁は3枚、雄しべは3本または多数。雌しべは1本、子房は下位で柱頭は3本または多数。果実は閉果で、無胚乳(はいにゅう)の種子を多数つくる。[大滝末男]

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世界大百科事典内のトチカガミ科の言及

【海産顕花植物】より

…分類学的にはすべてが単子葉植物の沼生目(オモダカ目)の中に含まれる。この目の中のトチカガミ科,ヒルムシロ科,イトクズモ科などの淡水生植物が,海水中での生活に適応するように進化したものと考えられている。世界に12属約100種があり,いずれも海岸に近い浅い海底に大きな群落をつくり,藻場を海藻とともに形成している。…

【トチカガミ】より

…池や溝にはえるトチカガミ科の多年草(イラスト)。走出茎が水底を横にはい,その先に新しい株をつくる。…

※「トチカガミ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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