ニコル（William Nicol）（読み）にこる（英語表記）William Nicol

日本大百科全書(ニッポニカ)

ニコル（William Nicol）
にこる
William Nicol
（1768―1851）

イギリスの物理学者。スコットランドに生まれ、のちにエジンバラ大学物理学教授。電磁波理論で知られるJ・C・マクスウェルは彼の学生であった。1828年、アイスランド産の方解石のプリズムを2個組み合わせ、直線偏光を取り出す方法を発明した。今日ニコルのプリズムの名でよばれている。

［辻内順平］

[参照項目] | ニコルのプリズム | マクスウェル

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)