知恵蔵mini 「ニホンヤマネ」の解説 ニホンヤマネ ネズミ目ヤマネ科のほ乳類。成獣の大きさは体長約8センチ、体重約18グラム。本州・四国・九州の森林で生息が確認されている日本固有種で、国の天然記念物・準絶滅危惧種に指定されている。体長より少し短い5センチほどの尾を持ち、全体に薄い茶色の被毛で覆われ、背中に一本黒い線が入っている。丸みを帯びた小さなリスのようで非常に愛らしいため「森の妖精」とも称される。雑食で、花・果実・蜜・昆虫類などを食べる。秋から春まで6~7カ月にわたり、毬のように丸くなって冬眠するためマリネズミとも呼ばれる。小さく希少で夜行性のため発見が難しく、2015年1月27日、佐賀大学が佐賀県・多良山系において同県内で15年ぶりとなる生息確認をしたと発表した。 (2015-1-29) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by