ニュールック(その他表記)new look

翻訳|new look

デジタル大辞泉 「ニュールック」の意味・読み・例文・類語

ニュー‐ルック(new look)

ニューモード」に同じ。
1947年、フランスクリスチャン=ディオールが発表した、なで肩・フレアスカートデザイン米国で名づけた。

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精選版 日本国語大辞典 「ニュールック」の意味・読み・例文・類語

ニュー‐ルック

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] new look ) フランスのデザイナークリスチャン=ディオールが一九四七年に発表したモードを、アメリカで名づけたもの。女らしい優美感に溢れ、なで肩、細くしぼられたウエストフレアのたっぷりはいった長いスカートが特徴。のち、一般的に新しいファッション感覚のある装いをさすようになった。

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世界大百科事典(旧版)内のニュールックの言及

【スカート】より

…20年代に,ショートヘアの新しい女性たちは,軽快で単純な直線やフレアーの,またプリーツ入りのスカートを着用し,スポーツ用,とくに乗馬用としてキュロット・スカートも用いられるようになった。第2次世界大戦後,C.ディオールの発表したたっぷりとフレアーの入ったロングスカートが,ニュー・ルックと名付けられ,戦時モードに対する反動として一世を風靡(ふうび)した。一方,腰から膝下にかけてぴったりとしたタイト・スカートも,戦後女性の活動的なスタイルとして一般化した。…

【ディオール】より

…やがてパリにもどってデザイナーとして働き,46年に自分の店をもった。47年に発表した〈ニュー・ルック〉は世界的なニュースとなった。戦争にあきた人々は,布をふんだんに使った彫刻的な線をもつディオールのデザインに夢中になった。…

【服装】より

…1946年の文化服装学院の再開以降洋裁学校が次々に開かれ,おしゃれに対する関心が強まった。47年ディオールの発表した〈ニュー・ルック〉が全世界を席巻し,日本でもウエストの細いロングスカートが流行した。また50年には繊維産業の復活でギンガム,エバーグレーズなど新しい服地が生まれ,51年には国産のナイロン・ストッキングが売り出された。…

※「ニュールック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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