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ネオ・エクスプレショニズム ねおえくすぷれしょにずむ neo expressionism

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知恵蔵の解説

ネオ・エクスプレショニズム

第2次世界大戦後に始まった抽象表現主義は、純粋の形態を追求し、やがてミニマルアートのように最小限の形態へと向かっていった。そのような動向に対し1970年代後半から80年代半ば、欧米で登場した、作者の激しい身ぶりや感情を表出した具象表現の動向。20世紀初頭のドイツで起きた、反抗や不安といった感情を表現した表現主義との類似から新表現主義、あるいはニュー・ペインティングと呼ばれる。米国ではジュリアン・シュナーベルが、割れた皿を画面に張り付けた作品で一躍スターになった。また、路上の落書きから評価されるようになったグラフィティ・アーティストには、ジャン・ミッシェル・バスキアやキース・ヘリングがいる。イタリアではフランチェスコ・クレメンテやエンツォ・クッキ、ドイツではペンクナチス時代の責任を追及するアンゼルム・キーファーなどが登場した。新表現主義とは一線を画すが、60年代に社会主義リアリズムをもじって資本主義リアリズムを提唱したゲルハルト・リヒターやポルケなども注目された。

(山盛英司 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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