日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノッティンガムシャー」の意味・わかりやすい解説
ノッティンガムシャー
のってぃんがむしゃー
Nottinghamshire
イギリス、イングランド中部内陸を占めるカウンティ(県)。面積2085平方キロメートル、人口74万8503(2001)。県都であったノッティンガムは1998年にユニタリー・オーソリティー(一層制地方自治体)として県から分離したが、県の行政の中心地となっている。ハンバー川支流トレント川に沿う低地とペニン山脈東麓(とうろく)の緩やかな丘陵地からなる。農業地帯で小麦、大麦、オート麦、テンサイを産し、酪農も行われる。西部県境沿いには産炭地が広がる。羊毛、レース編みなどの織物業が盛んで、ノッティンガムはその中心地。ノッティンガム北方には伝説的英雄ロビン・フッドで知られるシャーウッドの森が残存する。
[久保田武]