ノートカーラベオ(その他表記)Notker Labeo

改訂新版 世界大百科事典 「ノートカーラベオ」の意味・わかりやすい解説

ノートカー・ラベオ
Notker Labeo
生没年:950?-1022

スイスのザンクト・ガレン修道院の修道士。他の同姓のノートカーと区別して〈大唇(くちびる)Labeo〉または〈ドイツ人Teutonicus〉という副称をもつ。彼は修道院付属学校用に,中世学芸の基本的古典類(ボエティウス,マルティアヌス・カペラ,アリストテレスらの著作,《詩篇》など)を,なお未成熟であった古高ドイツ語を巧妙かつ創造的に駆使して達意の散文に翻訳・注解し,古高ドイツ語を学術的言語にまで高めたということができる。しかし《詩篇》を例外として彼の訳業が修道院を越えて外部にまで影響をおよぼしたことはほとんどなかった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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