ハクサンボク(白山木)(読み)ハクサンボク(英語表記)Viburnum japonicum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハクサンボク(白山木)」の意味・わかりやすい解説

ハクサンボク(白山木)
ハクサンボク
Viburnum japonicum

スイカズラ科の常緑低木で,西日本の暖地から南西諸島台湾に分布する。高さ 5mぐらいになり全体に毛はない。葉は有柄で対生し,長さ7~20cm,幅5~17cmの卵円形で先は急にとがり,縁には鋸歯がある。葉質は厚くなめらかで光沢があり,秋に紅葉する。4~5月に,茎頂集散花序を出し,多数の小さな白花を密につける。萼は小さく,花弁は5深裂し径 7mmほどあり,5本のおしべは花弁とほぼ同長,めしべは短い。秋に径 1cmの赤い核果をつける。

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