ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナムニン省」の意味・わかりやすい解説 ハナムニン〔省〕ハナムニンHa Nam Ninh ベトナム北部の省。省都ナムディン。ホン川 (紅河) デルタの最南部を占め,南東はバクボ (トンキン) 湾に面する。同デルタに位置する他の省と同じく米作中心の農業地帯であるが,工業も発展しており,織物工業や,揚水ポンプ,精米機,農具などを製造する農業関連工業がナムディン,ニンビンなどに立地している。また省内には良質の石灰岩や粘土の産地があり,セメントや煉瓦などの建設資材の生産も盛ん。海岸は砂丘地帯で,海へ向っての進出が著しい。省内には面積2万 5000haに及ぶクックフオン原生林があり,国立公園に指定されている。面積 3522km2。人口約 280万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by