コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

バスク独立運動(西) ばすくどくりつうんどう

1件 の用語解説(バスク独立運動(西)の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

バスク独立運動(西)

固有の言語と文化を持ち、重工業、金融の発達するスペイン北部のバスク地方では、スペインからの独立の願望が強い。この地方は1979年の自治憲章によって独自の徴税権や州警察などをもつ自治州となった。59年に結成され、完全分離を求めるテロ組織・バスク祖国と自由(ETA)の活動はよく知られている。2006年3月、完全分離を求めるETAは無期停戦を宣言、平和への期待がもたれている。05年1月、バスク自治州は事実上の独立を意味する自治強化案をスペイン政府に提出したが議会はこれを拒否、5月、ETAが停戦を受け入れた場合は和平に向けた対話を再開する方針を明らかにしていた。今回の停戦の背景には、サパテロ政権がETAと積極的に交渉したこと、スペインとフランス両警察の協力と一連のETAの大物逮捕が組織を弱体化させたことなどがある。しかし、98年には停戦宣言の後、和平交渉が決裂してテロが再開された経緯がある。

(渡邊啓貴 駐仏日本大使館公使 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

バスク独立運動(西)の関連キーワード高級言語メタ言語ウイグル語サピア重工業モロイラクのクルド人宮岡伯人

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone