バッタル・ガージー(英語表記)Battal gazi

世界大百科事典 第2版の解説

バッタル・ガージー【Battal gazi】

トルコの英雄物語。ウマイヤ朝のビザンティン領アナトリア遠征(717‐740)において活躍したイスラム信仰戦士(ガージーとよばれる),アブド・アッラーフ・アルバッタルを原型として,11~12世紀アナトリアのトルコ族の間で完成された民衆英雄物語。インド,中国への遠征など空想的な説話要素を含み,トルコ族固有の伝承とは異なるペルシア的影響も認められる。広く語り物として伝承され,とくにシーア派ベクターシュ教団によって尊重された。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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