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バラーハ varāha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バラーハ
varāha

サンスクリット語で,いのししの意。ヒンドゥー教の一派であるビシュヌ派の最高神ビシュヌの化身の一つ。悪魔ヒラニヤークシャ Hiraṇyakṣaが大地を海底に沈めてしまったとき,ビシュヌはいのししの姿となり,牙によって大地を海底から引上げたという神話を背景とする。いのししの地面を掘返す習性を土地を耕す形とみて,大地の豊饒力との関連でこの神話を説明しようとする説など,種々の解釈がなされている。

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世界大百科事典内のバラーハの言及

【インド神話】より

…プラーナ文献において,ビシュヌの化身(アバターラavatāra)神話が整備された。化身の種類と数については種々の説があり,必ずしも一定しないが,特に,猪(バラーハ),人獅子(ヌリシンハ),亀(クールマ),侏儒(バーマナ),魚(マツヤ),ラーマ,パラシュラーマParaśurāma,クリシュナ,ブッダ,カルキKalkiの10種の化身が最も一般的である。ビシュヌは猪となり,水没していた大地をその牙で救い上げ,悪魔ヒラニヤークシャを殺した。…

※「バラーハ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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