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バーガバタ派 バーガバタはBhāgavata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バーガバタ派
バーガバタは
Bhāgavata

ヒンドゥー教ビシュヌ派の一分派。ビシュヌ神をバガバットとして崇拝する派で,ベーダ祭祀をも実修し,ビシュヌ神とシバ神とを同一視する。南インドに特に有力で,マラータ地方のバーガバタ派,マドバに始るマドバ派,ビシュヌスバーミンによるビシュヌスバーミン派,ニンバールカによる派,バッラバによる派,チャイタニヤに創始されたチャイタニヤ派などの支派がある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内のバーガバタ派の言及

【インド哲学】より

…しかしこの時代を特徴づけているのは,ヒンドゥー教の諸宗派と密着した哲学学派ないし宗派の興起と隆盛である。7世紀ころから南インドにシバ聖典派,9世紀にはカシミール・シバ派などのシバ教諸派,またかなり古くからバーガバタ派Bhāgavata,パンチャラートラ派Pañcarātraなどのビシュヌ教諸派も成立する。さらに現世を肯定し大宇宙と小宇宙との同一視,女性原理シャクティ崇拝を特徴とするタントリズムの成立・展開もこの時代である。…

【エークナート】より

…インド西部,マラーター地方(マハーラーシュトラ)の宗教家。バーガバタ派の著名なバーヌダースの曾孫。パイタンの生れであるが,12歳以来,パンダルプルなどの聖地を中心に活動した。…

【ナームデーオ】より

…インド西部,マハーラーシュトラの聖賢詩人(サント)の一人。シンピーshimpī(裁縫師)・カースト出身でバーガバタ派信仰を大衆の間に広める役割を果たし,中世マハーラーシュトラにおける宗教改革運動の先端を切った。旋律をつけて神の名をとなえ,アバングというマラーティー語による神への賛歌を唱する〈サンキールタンsankīrtan〉という方法により地方神ビトーバーViṭhobāへのバクティ(信愛)を説く。…

【バガバッドギーター】より

…《マハーバーラタ》の中でも比較的早い時期に成立したとされ,1世紀ころの成立と考えられる。元来は,一部族の英雄神クリシュナを信仰する非バラモン的宗派,バーガバタ派の聖典であったとされる。バーガバタ派がクリシュナをビシュヌ神の権化の一つと位置づけることにより,正統バラモン文化の中に吸収され,重要な位置を占めるようになる過程で,その聖典も《マハーバーラタ》の一部として取り入れられた。…

【ビシュヌ派】より

… この派は,おおまかには次の二つの派に分けられる。(1)バーガバタ派 最高神を〈バガバッドBhagavad〉の名で崇拝するためにこの名がある。この神は,具体的には,古くはバースデーバ,後にはクリシュナ,ないしビシュヌと称せられている。…

※「バーガバタ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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