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パクトニスタン運動 パクトニスタンうんどうPakhutunistan movement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パクトニスタン運動
パクトニスタンうんどう
Pakhutunistan movement

パキスタンアフガニスタンとの国境線(1893,デュランド線)の両側に住むパターン人(パシュトゥーン人。→アフガン人)のうち,パキスタン側住民のパターン人国家樹立を目指す運動。パシュトニスタン運動ともいう。中心人物はアブドゥル・ガッファル・カーンで,パキスタン独立以前からインド国民会議派の支持を得ていた。パキスタン独立後は一時下火になったが,1955年西パキスタン 4州が統合されて 1州にされると,パターン人は自治侵害として反発し,運動が再燃。ガッファル・カーンの子カーン・A.ワリ・カーンに引き継がれ,カイバル・パクトゥンクワ州を中心に根強く続いている。しかし 1979~89年のソビエト連邦によるアフガニスタンへの軍事干渉のなかで(→アフガニスタン紛争),アフガニスタンでのパターン人優位構造が鮮明化し,少数民族(ウズベク人)との対立が深まり,政情は不安定である。インドとの紛争(→カシミール紛争)を抱えているパキスタンは慎重に対応している。

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