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ヒッパルコス衛星 ヒッパルコスえいせいHigh Precision Parallax Collecting Satellite; HIPPARCOS

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒッパルコス衛星
ヒッパルコスえいせい
High Precision Parallax Collecting Satellite; HIPPARCOS

星の位置や変化を測定するためヨーロッパ宇宙機関 (ESA) が 1989年8月に打上げた,世界で初めての天体位置観測衛星。 93年8月までの4年間の観測から,約 12万個の星について,これまでより数十倍という高精度のデータを「ヒッパルコス星表」としてまとめ,これより精度は落ちるものの 12等までの星約 100万個もの星のデータを「チコ星表」にそれぞれまとめた。星の位置や変化の観測データは,その星までの距離,星の質量,放射エネルギー量から,宇宙の大きさや年齢など,宇宙論の形成に大きな影響を与える。近年,球状星団の年齢が宇宙年齢を上回るという,宇宙年齢のパラドックスが最大の課題となっていたが,ヒッパルコスによる球状星団の観測データによって,この課題が解決される可能性がみえてきた。

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