ヒトインスリン(その他表記)human insulin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒトインスリン」の意味・わかりやすい解説

ヒトインスリン
human insulin

糖尿病治療に用いられるインスリン従来ブタウシ膵臓から精製して製剤化されていたが,これらの動物由来のインスリンは,アミノ酸配列がヒトインスリンとは若干異なっていた。 1980年代,ヒトインスリンを大腸菌遺伝子操作で製造する技術が確立し,現在ではヒトインスリン製剤への代替が進んでいる。成長ホルモンと並んで,最も早く遺伝子工学製品が普及する医薬品となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む