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ピカトリクス Picatrix

世界大百科事典 第2版の解説

ピカトリクス【Picatrix】

中世ヨーロッパの代表的な魔術書の一つ。アルフォンソ10世の命によって1256年にアラビア語からスペイン語に訳された。15世紀にはラテン語写本も現れ,ヨーロッパ世界に普及して当時の魔術に大きな影響を及ぼした。この書は先行の神秘的な諸著作からの抜粋を編集したもので,精霊の呼出しを主とするさまざまな魔術や占星術的な秘法が説かれている。ピカトリクスは,この書の出典の著者か編者訳者の一人の名と考えられている。

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世界大百科事典内のピカトリクスの言及

【ヘルメス思想】より

…天体から地上へは微妙な作用素(エフルウィアeffluvia)が絶えず流出し物質に流入するので(《アスクレピオス》),地上のすべてのものは天体の作用(インフルエンティアinfluentia)を受ける。この流入をとらえるのが魔術であって,そのために天の支配者たちの像を描き呪符をつくる(《ピカトリクス》)。なお《ピカトリクス》は12世紀にアラビアで著されたと思われる書物であるが,スペイン語訳やラテン語訳が回読されてヨーロッパでも影響が大きかった。…

※「ピカトリクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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