抜粋(読み)バッスイ

デジタル大辞泉 「抜粋」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐すい【抜粋/抜×萃】

[名](スル)書物作品からすぐれた部分や必要な部分を抜き出すこと。また、そのもの。「要点を―する」
[類語]抜き書き抄録抄出選りすぐる粒揃い有数粒選り優れる秀でる偉い優等優秀秀逸錚錚そうそう一廉ひとかど長ずるける良い良好良質優良選抜簡抜精選厳選特選選り抜き粒選り一粒選り選り抜く白羽の矢が立つ

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精選版 日本国語大辞典 「抜粋」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐すい【抜粋・抜萃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 多くの中から、特にぬきんでていること。他よりも、特にすぐれていること。また、そのさま。抜群。
    1. [初出の実例]「飛羽盖於翰林、挙抜萃之翹楚」(出典本朝文粋(1060頃)三・弁耆儒〈大江挙周〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐蔡邕伝〕
  3. ( ━する ) 必要な部分だけを抜き書きすること。書物などから、すぐれた部分やだいじな箇所を抜き出すこと。また、そのもの。抜き書き。抄録。
    1. [初出の実例]「この編の列伝、おのおの彼書に載たる人物を抜萃(バッスイ)して」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)

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