ピペロカイン(英語表記)piperocaine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピペロカイン」の意味・わかりやすい解説

ピペロカイン
piperocaine

普通は塩酸ピペロカイン C16H23NO2・HCl として扱う。メチカインともいわれる。2-メチルピペリジンと γ- 塩化プロピル安息香酸とを加熱して合成する。やや苦みがあり,あとで口の中がしびれる。水によく溶ける。アルコールクロロホルム可溶だが,エーテルオリーブ油に不溶。局所麻酔薬としては1~2%溶液を用いる。副作用としては,軽い全身性の中毒とか過敏症状を起す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android