局所麻酔薬(読み)きょくしょますいやく

世界大百科事典 第2版の解説

きょくしょますいやく【局所麻酔薬 local anesthetic】

原則として意識や反射機能は正常に保ったままで,目的とする局所の知覚を鈍麻もしくは消失させ,局所的疼痛を軽減させる薬物をいう。局所的な手術の際に,疼痛の軽減または消失に用いるのが主用途である。局所麻酔薬は,外傷による疼痛の緩和を目的として,古くから経験的に使用されていた。ペルーのインディオは,2000年も前からコカ葉を嗜好品として用いていたが,これを外傷に使用すると痛みが緩和されることも知っていた。コカ葉の成分がコカインであり,これは現在でも代表的な局所麻酔薬である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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