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ファントホフの浸透圧の法則 ファントホフのしんとうあつのほうそくvan't Hoff's law of osmotic pressure

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファントホフの浸透圧の法則
ファントホフのしんとうあつのほうそく
van't Hoff's law of osmotic pressure

溶媒だけを通し溶質を通さない半透膜をへだてて両側に溶液溶媒とが接しているとき,溶媒は溶液のほうに浸入して溶液を希釈しようとする。その結果,溶液側の液面が上昇し,ある高さで停止して溶液と溶媒が平衡状態となる。このとき溶液,溶媒の両液面の高さの差による圧力を浸透圧という。浸透圧をπ,単位容積の溶液中に含まれる溶質のモル数を n とすると,両者の間に理想気体の状態方程式に似た関係 π=nRT が成立する ( R は気体定数,T は絶対温度) 。これをファントホフの浸透圧の法則といい,1887年 J.ファントホフによって定式化された。πの測定からモル数が得られるので分子量の測定に利用される。電解質溶液の場合は電解質が電離するため溶質粒子のモル数がふえるので π=inRT ,すなわち1より大きい i が係数として関係式に入る。 i をファントホフ係数という。

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