コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フィナステリド ふぃなすてりど

知恵蔵の解説

フィナステリド

男性型脱毛症用薬。男性型脱毛症は、男性ホルモンに密接に関連した疾患であり、その働きを抑制することで進行を抑えられると考えられている。男性ホルモンにはテストステロンジヒドロテストステロン(DHT)などがあり、DHTはテストステロンより強力な男性ホルモン作用を有し、男性型脱毛の原因物質とされている。DHTは体内で、5α‐還元酵素の働きによりテストステロンから生成される。フィナステリド(商品名「プロペシア」)は5α‐還元酵素の働きを抑え、テストステロンからDHTの生成を抑制して、男性型脱毛症の進行を抑制する。効果の確認には通常6カ月程度が必要で、継続して服用する必要がある。6カ月程度経過しても効果が見られない場合は服用を中止する。主な副作用は性欲減退、勃起機能不全など。

(澤田康文 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

フィナステリド

(商品名プロペシア)97年に米食品医薬品局(FDA)の認可を取った世界初の経口男性型脱毛症用薬。薄毛の一因とされる男性ホルモンの働きを弱める。もともと前立腺肥大症前立腺がんの治療薬に使われ、体毛が濃くなる副作用があった。日本では05年10月に厚生労働省に承認され、同年12月に発売された。FDAが認めた男性型脱毛症用薬は、フィナステリドとミノキシジル(商品名リアップなど)のみ。男性型脱毛症以外の脱毛症(円形脱毛症など)への効果はないとされている。

(2009-10-13 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

毛髪用語集の解説

フィナステリド

男性型脱毛症の治療薬として認められた飲む育毛剤。米国医薬品メーカー、メルク社が開発し商品名は「プロペシア」。男性型脱毛症は、男性ホルモンのテストステロンが酵素によって変化したジヒドロテストステロンの働きによって起こる。フィナステリドはこの酵素の働きを抑えることで抜け毛を防ぐ。服用は男性のみに限られる。

出典|抜け毛・薄毛対策サイト「ふさふさネット」毛髪用語集について | 情報

フィナステリドの関連キーワードドラッグ・リポジショニング米大リーグのドーピング事件プロペシア錠育毛剤発毛剤前立腺

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

フィナステリドの関連情報