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フィリシュタ Muḥammad Kāsim Firishta

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世界大百科事典 第2版の解説

フィリシュタ【Muḥammad Kāsim Firishta】

1570?‐1612
インドの歴史家。ペルシアカスピ海沿岸地方の出身で,若いころインドに来航。デカン地方のムスリム五王国の一つビジャープル王国の宮廷の保護を受けた。その君主イブラーヒーム・アーディル・シャー2世Ibrāhīm Ādil Shāh II(在位1580‐1626)のもとで,《フィリシュタの歴史Tārīkh‐i‐Firishta》として知られているインド中世のムスリム諸王国史を執筆。これは,ムガル帝国の宮廷史家の史書とは違った視点から書かれたため,記述も必ずしも北インドが中心ではない部分もある。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のフィリシュタの言及

【歴史】より


[中世以後]
 13世紀以後になると,ムスリム王朝のもとで,史書の名に値する作品がペルシア語で著されるようになる。アクバル時代の歴史を記したアブール・ファズルの《アクバル・ナーマ》,アクバル時代の三大史家が著したインドにおけるムスリム支配の歴史《タバカーテ・アクバリー》(ニザームッディーン・アフマド著),《ターリーヘ・バダーウーニー》(バダーウーニー著),《ターリーヘ・フィリシュタ》(フィリシュタ著)などが代表作として知られる。また植民地時代に入ると,ヨーロッパの歴史研究法が伝わり,史書の編纂や歴史研究が行われるようになる。…

※「フィリシュタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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