フィーローズ・シャー・トゥグルク(英語表記)Fīroz Shāh Tughluq

世界大百科事典 第2版の解説

フィーローズ・シャー・トゥグルク【Fīroz Shāh Tughluq】

?‐1388
インドトゥグルク朝第3代の皇帝。在位1351‐88年。第2代皇帝ムハンマド・ブン・トゥグルクのいとこにあたる。ムハンマドの統治時代末期に,デカン地方はトゥグルク朝の支配から独立したが,フィーローズ・シャーは大きな軍事遠征を行わず,支配領域をほぼ北インドに限定した。彼は北インドに灌漑施設を造らせ,多くのモスクを建設させた。また,デリー地域に首都としてフィーローザーバードFīrozābādの都城を建設させた。

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世界大百科事典内のフィーローズ・シャー・トゥグルクの言及

【治水】より

…治水は文字どおり水を治めることであるが,河川の氾濫や高潮による被害から住屋,集落,耕地などを守るために堤防を築いたり,河川の流路そのものを変えたり,河川の水流・水量を制御調整するための諸工事を行ったり,河底の土砂をさらえ,流水に障害となる岩石を除去することなどがあげられる。また河川交通の安全や発展のため,河川流路を整備したり運河を開削することもその一つである。さらに水田の開発や安定的経営のために池,溝,堰などを設けることも治水であり,農業生産における基本的な事業である。…

※「フィーローズ・シャー・トゥグルク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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