フェルマージュ(その他表記)fermage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェルマージュ」の意味・わかりやすい解説

フェルマージュ
fermage

中世後半期にフランスで成立した小作制の一形式。定額小作制と訳される。メテイヤージュ (分益小作制) と対比される。収穫豊凶にかかわりなく,一定額の地代を支払い,種穀,農具家畜農民側の負担である点に特徴がある。一般に農民の経済的自立性が強く,なかには広大な領地を借受け,これを再小作に出すもの,また例外的にではあるが農場として経営する企業農民もいた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む