旺文社世界史事典 三訂版 「分益小作制」の解説
分益小作制
ぶんえきこさくせい
métayage
16世紀における封建的反動によって成立。アンシャン−レジーム下のフランスに典型的に普及し,全耕地の3分の2ないし4分の3を占めた。経営形態としてはフランス革命後も存続して資本主義発展の障害となり,農民運動の重要な原因をなした。また,南北戦争後のアメリカ南部では,解放された黒人奴隷を小作人とするシェアクロッパー制が広まった。
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