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フェンチュウ(汾酒) フェンチュウ Fén jiǔ

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世界大百科事典 第2版の解説

フェンチュウ【フェンチュウ(汾酒) Fén jiǔ】

中国の蒸留酒。山西省汾陽県杏花村に産するコーリャン酒で,中国を代表する名酒とされる。杏花村は古くから名醸地として知られ,杜牧の詩にある〈借問酒家何処有 牧童遥指杏花村〉を俗にこの地とすることも多い。アルコール分60%という強いものであるが,コーリャン酒特有のくせがなく,洗練された味をもつ。これを基酒とする配製酒もつくられており,とくにタケの葉その他の生薬を配合,浸漬(しんし)してつくる杏花村の竹葉青(ちくようせい)酒は,汾酒とともに中国の全国評酒会議によって全国名酒の指定を受けている。

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世界大百科事典内のフェンチュウ(汾酒)の言及

【コーリャン酒(高粱酒)】より

…コーリャンを主原料とする中国の蒸留酒。コーリャンの粉に温水を散布して吸水させ,これを蒸して冷えたところで,大麦,エンドウなどの粉を水で練り固めてつくった麯子(きよくし)(こうじ)を粉にして混ぜ,少量の温水を加えてかめに仕込み,固体の状態で8~10日間発酵熟成させる。これをせいろうに入れ,下がまから水蒸気を通して蒸留したのち,かめに貯蔵熟成して製品とする。コーリャン酒は,使用する麯子の形状や,糖化,発酵の時間の相違によっていろいろの種類があるが,いずれも無色透明でアルコール分50~65%の強い酒である。…

【マオタイチュウ(茅台酒)】より

…中国南部の貴州省仁懐県茅台でつくられている蒸留酒。コーリャンを主原料とし,大麴(だいきく)を用いて固体発酵させたものを蒸留し,長期間貯蔵熟成させて製品とする。清の康熙(こうき)年間(1662‐1722)のこと,汾酒(フエンチユウ)の産地である山西省杏花村の商人が同地を訪れ,風光明美で水もよいのに酒のまずいことを惜しみ,杏花村から酒造りの職人を伴って行き,つくらせたところ,汾酒に劣らないほどのものができた。…

※「フェンチュウ(汾酒)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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