フォリオ

精選版 日本国語大辞典 「フォリオ」の意味・読み・例文・類語

フォリオ

〘名〙 (folio)
用紙二つ折りにして四ページとしたもの。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉失意政治家「卓の上に二三巻の洋綴本を重ね、フォリオ形(がた)統計表が今まで見てゐたらしく広げてある」
② A判・B判など、規格判全紙を半截した大きさ。
筆記用紙寸法で、一七インチ(約四二センチメートル)×二二インチ(約五四センチメートル)のもの。
原稿または書籍のページもしくはページの数字

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デジタル大辞泉 「フォリオ」の意味・読み・例文・類語

フォリオ(folio)

全紙をまん中から二つに折った大きさの判。また、その大きさの本。二つ折り判。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のフォリオの言及

【コデックス】より

巻子本と対比される。4世紀に,水に弱く耐久性の乏しいパピルスによる巻物から,羊皮紙葉(フォリオfolio)を重ね合わせてとじたコデックスへと書籍形式が変化するが,これは中世キリスト教写本挿絵に急速な発展を促した。中世写本は,不透明な絵具で豪華に彩色され,挿絵も全ページにわたって描かれるようになり,板絵や壁画に匹敵する中世美術の一分野をなした。…

※「フォリオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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