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フラニ王国 フラニおうこく

世界大百科事典 第2版の解説

フラニおうこく【フラニ王国】

19世紀に西アフリカのナイジェリア北部一帯に領域を拡大,繁栄したイスラム神政国家。フルベ族Fulbe(フラニ族Fulani)はニジェール川やセネガル川の上流域で遊牧を営む民族であったが,しだいに東方に移動し,18世紀にはナイジェリア北部のハウサランドHausaland(ハウサ族の居住地)に定着し,イスラムに帰依した。18世紀後半から北部ハウサランドのゴビル王国で活動していたフルベ族の熱心なイスラム指導者ウスマン・ダン・フォディオは,ゴビル王のイスラム信仰を批判し,ハウサ族農民とフルベ族遊牧民とを合体させてジハード(聖戦)を宣言,19世紀初めまでにハウサランド全域を平定した。

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世界大百科事典内のフラニ王国の言及

【ウスマン・ダン・フォディオ】より

…19世紀初期,西スーダン地域におけるイスラム改革指導者。スーフィーのイスラム教師・知識人として,イスラム信仰の純化を図り,現在のナイジェリア北西部にフラニ王国を創設し,近隣のハウサ諸国を支配した。15世紀ころにセネガル川上流のフータ・トロ地方から移住したフラニ族の学者の家に生まれ,父や近親のイスラム学者について学び,1774‐75年ころから教師として活動を始めた。…

※「フラニ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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