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フロリゲン フロリゲン florigen

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デジタル大辞泉の解説

フロリゲン(florigen)

花芽(かが)の分化を引き起こして、花を咲かせる植物ホルモン。1937年に旧ソ連のチャイラヒヤンがこのホルモンの存在を提唱し、フロリゲンと名付けた。長い間その正体は不明だったが、2009年に日本の島本巧らがフロリゲンは開花を促進する遺伝子作り出すたんぱく質であることを初めて明らかにした。花成(かせい)ホルモン。

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世界大百科事典内のフロリゲンの言及

【花成ホルモン】より

…植物が光周期に反応して花をつける場合,そのしくみは,葉が光周刺激を受け取り,葉である種の物質が合成され,これが頂芽へ運ばれ頂芽の未分化な細胞を花の原基へと変換させることによって花芽が形成される(花成)と考えられている。1937年,ソ連のチャイラヒヤンM.H.Chailakhyanは,この仮想の物質を花成ホルモンであると考えフロリゲンflorigenと名付けた。葉と芽の間の茎を熱で殺したり,環状剝皮すると光周誘導を行っても花芽は形成されないことから,花成ホルモンは師部を通って移動するものと考えられる。…

【短日植物】より

…光のあたる時間(日長)が短くても,それに伴う暗期が限界暗期以下であれば花芽はつくらないし,暗期が十分長くても途中でごく短時間光を照射すると花芽形成が阻害されることがわかっている。花芽の分化に関与するホルモンは短日条件下でも長日条件下でもフロリゲンflorigenであり,いくつかの植物ホルモンが光周性によって増減する観察もあるが,短日性がどのような機構で発現されるのかはよくわかっていない。光に起因する過程が複雑な条件下で発現してくるのであろう。…

【長日植物】より

…自然界では花芽の形成には温度も関係しており,光だけですべてが動いているのではない。花芽の形成に関係するホルモンはフロリゲンflorigen一種だけで,光周期が開花ホルモンに直接関係しているのではない。長日条件下では根から移動型のサイトカイニンヌクレオチドが合成されて葉に移動されることや,カンバの芽で長日条件下でアブシジン酸が減少することなどが観察されているが,これらの植物ホルモンの変化と光周期の直接的な因果関係はまだ確かめられていない。…

※「フロリゲン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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