ブミプトラ政策(読み)ブミプトラセイサク

百科事典マイペディア 「ブミプトラ政策」の意味・わかりやすい解説

ブミプトラ政策【ブミプトラせいさく】

マレーシアでの先住民マレー人を優遇する経済政策。ブミプトラBumiputraとはマレーシアにおける〈原住民〉の意で,マレー人のほか,〈オラン・アスリ〉と呼ばれる非イスラム系先住民も含まれる。中国系マレーシア人(華人),インド系マレーシア人などと比較して経済的に劣位にあるマレー人を優遇し,生活を向上させ,貧富の差を解消し,政治・社会を安定させようというもの。1971年の新経済計画(NEP)を基本理念とし,以後の経済政策に継承されている。資本雇用,教育などの分野でマレー人に有利な制度を設け,特権が行使される。マレー人の特権保護は国王の行政責任であり,スルタン制度というマレーシアの国体と密接な関係にある。
→関連項目マハティールマレーシア

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む