ブミプトラ政策(読み)ブミプトラセイサク

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ブミプトラ政策

マレー語で「土地の子」を意味する。人口の6割以上を占めるマレー系住民の経済的地位を向上させるため、経済、教育、就職面などで優遇する政策で、1971年から始めた。2009年4月に就任したナジブ首相は、非マレー系の中国系などへの配慮から政策の一部見直しに踏み切った。

(2013-07-25 朝日新聞 朝刊 5総合)

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百科事典マイペディアの解説

ブミプトラ政策【ブミプトラせいさく】

マレーシアでの先住民マレー人を優遇する経済政策。ブミプトラBumiputraとはマレーシアにおける〈原住民〉の意で,マレー人のほか,〈オラン・アスリ〉と呼ばれる非イスラム系先住民も含まれる。中国系マレーシア人(華人),インド系マレーシア人などと比較して経済的に劣位にあるマレー人を優遇し,生活を向上させ,貧富の差を解消し,政治・社会を安定させようというもの。1971年の新経済計画(NEP)を基本理念とし,以後の経済政策に継承されている。資本,雇用,教育などの分野でマレー人に有利な制度を設け,特権が行使される。マレー人の特権保護は国王の行政責任であり,スルタン制度というマレーシアの国体と密接な関係にある。
→関連項目マハティールマレーシア

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大辞林 第三版の解説

ブミプトラせいさく【ブミプトラ政策】

〔ブミプトラ(Bumiputra)はマレー語で「その土地の人」の意〕
マレーシアで先住のマレー人の生活水準や社会的地位を引き上げ、経済の実権を握る中国系やインド系住民との格差をなくすことをめざした政策。1971年頃より行われた。

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