法則の辞典 「ブロッホのT3/2則」の解説 ブロッホのT3/2則【Bloch T3/2 rule】 キュリー温度*よりもずっと低い極低温条件下での自発磁化 Ms は,温度の関数として次のような式で表現できる. Ms(T)=Ms(0)(1-CT3/2) C は定数で(0.0587/aS)(k/2SJ)3/2 となる.a は結晶構造に依存する定数で,単純立方格子ならば1,体心立方格子ならば2,面心立方格子ならば4である(つまり単位格子中の原子数である).Sはイオンのスピン,J は交換積分である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報