ブンゼンの吸収係数(読み)ブンゼンノキュウシュウケイスウ

化学辞典 第2版 「ブンゼンの吸収係数」の解説

ブンゼンの吸収係数
ブンゼンノキュウシュウケイスウ
Bunsen absorption coefficients

液体への気体溶解度を表す数値のこと.気体の分圧が1 atm(1013 hPa)のとき,温度Tの単位体積溶媒に溶解する気体体積を273.15 K,1 atm の気体体積に換算した値で表される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

法則の辞典 「ブンゼンの吸収係数」の解説

ブンゼンの吸収係数【Bunsen's absorption coefficient】

気体の液体に対する溶解度を表す指標の一つ.一定温度で気体の圧力が1気圧のとき,単位体積に溶解する気体の体積を標準状態の体積に換算した値をいう.溶解度係数と呼ぶこともある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブンゼンの吸収係数の言及

【溶解度】より

…また温度が上がると減るのが普通である。気体の溶解度は,気体成分の分圧が760mmHgのとき,単位体積の溶媒に溶解する気体の体積(0℃,760mmHgに換算)で表す(ブンゼンの吸収係数)。圧力による影響が少ない場合には,一定量の純粋な溶媒中に,ある温度で,溶ける溶質の量で溶解度を表す。…

※「ブンゼンの吸収係数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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