プラシン岩(読み)プラシンがん(英語表記)prasinite

岩石学辞典 「プラシン岩」の解説

プラシン岩

緑色片岩一種で,角閃岩,緑泥石,緑簾石がおおよそ等量含まれ,曹長石と時に方解石が伴われる岩石[Kalkowsky : 1886, Harker : 1932].緑色片岩とほとんど同義で使用されるが,狭義には角閃石(アクチノ閃石),緑簾石,曹長石または灰曹長石を主成分とする変成岩をいう.ギリシャ語でprasinosはリーク緑色(Leek-green)の意味.リーク(leek)は植物の名称でニラネギを指す.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android