プリトビツェ湖国立公園(読み)プリトビツェここくりつこうえん

百科事典マイペディア 「プリトビツェ湖国立公園」の意味・わかりやすい解説

プリトビツェ湖国立公園【プリトビツェここくりつこうえん】

クロアチア西部の丘陵地帯にある国立公園。面積約200km2。標高639mにあるプロシェチャン湖の水は滝や洞窟,川を伝って下方の湖に流れこみ,次々と15の湖をへてコラナ川へ注ぎこんでいる。何千年もの間に石灰華や泥,コケなどが堆積して自然のダムができた結果,造り出されたもの。世界の不思議のひとつといわれるほど多様で雄大な景観を示している。深い森林にはクマオオカミ,多くの希少種鳥類などが生息する。1979年世界自然遺産に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android