プレアビヒア寺院(読み)プレアビヒアジイン

デジタル大辞泉 「プレアビヒア寺院」の意味・読み・例文・類語

プレアビヒア‐じいん〔‐ジヰン〕【プレアビヒア寺院】

Preah Vihearカンボジア北端にあるクメール王朝時代の石造寺院の遺跡。タイとの国境にあるダンレック山地の北斜面に位置する。9世紀末、ヤショーバルマン1世によりヒンズー教寺院として建立され、のちに仏教寺院となった。タイ領ではプラサートプラウィハーンとよばれ、カオプラウィハーン国立公園に指定。2008年に世界遺産(文化遺産)に登録。
[補説]第二次大戦中からタイとカンボジアが同寺院を含む地域の領有権争い、2008年と2011年に両国の間で遺跡の帰属をめぐって武力衝突が起こった。2013年、国際司法裁判所がカンボジア領と認定した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む