ヘーリアイア(その他表記)hēliaia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘーリアイア」の意味・わかりやすい解説

ヘーリアイア
hēliaia

古代ギリシア,アテネにおいてソロン改革により設けられた民衆裁判所。手続に従って政務官の罪科に対する告訴を聴問し,一定限度内の刑罰を課すための市民による法廷で,民衆のための上告裁判所の機能を有した。この機能が陪審員によって行使されたため,ヘーリアイアはときとして全陪審団を意味することもあり,さらにしばしばテスモテタイ (6人の年少執政官) の法廷をさすようにもなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む