ヘーリアイア(その他表記)hēliaia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘーリアイア」の意味・わかりやすい解説

ヘーリアイア
hēliaia

古代ギリシア,アテネにおいてソロン改革により設けられた民衆裁判所。手続に従って政務官の罪科に対する告訴を聴問し,一定限度内の刑罰を課すための市民による法廷で,民衆のための上告裁判所の機能を有した。この機能が陪審員によって行使されたため,ヘーリアイアはときとして全陪審団を意味することもあり,さらにしばしばテスモテタイ (6人の年少執政官) の法廷をさすようにもなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む