政官(読み)ジョウガン

デジタル大辞泉 「政官」の意味・読み・例文・類語

じょう‐がん〔ジヤウグワン〕【政官】

《「しょうかん」とも》
(「上官」とも書く)太政官だいじょうかん職員。特に、少納言外記げき史生などをさす。
太政官だいじょうかん」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「政官」の意味・読み・例文・類語

じょう‐がんジャウグヮン【政官】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しょうかん」とも )
  2. 太政官(だいじょうかん)の下級事務職員。弁・少納言・外記・史などをさす。「上官」とも書く。
    1. [初出の実例]「仍上官及史生等此次可祿」(出典:小右記‐長徳元年(995)二月一七日)
    2. 「かの内記は、上くゎんなれば、おくれてぞ、まゐれる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
  3. ( 「だいじょうかん(太政官)」の略 ) 令制で、政治を担当する意思決定機関。八省諸司および諸国を総轄し、大政を統理した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android