ベニシタン

百科事典マイペディア 「ベニシタン」の意味・わかりやすい解説

ベニシタン

中国原産のバラ科落葉または半常緑小低木。高さ1m内外になり,多く分かれた枝は水平に出て広がる。ツゲに似た葉を2列に互生し,5月に径6mmほどの白色または淡紅色の花を腋生する。果実は径約5mmの球果で,秋,濃紅色に熟する。盆栽風の鉢植ロックガーデンに向く。実生(みしょう),挿木でふやす。

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世界大百科事典(旧版)内のベニシタンの言及

【コトネアスター】より

…ヒマラヤから中国にかけて40種以上にのぼる多くの種が記載されており,中央アジアからヨーロッパにかけてもいくつかの種が分布する。日本でも落葉あるいは半常緑の低木で,水平に枝を多く出すベニシタンC.horizontalis Decne.(イラスト)や,よく似て常緑で,小さい葉(長さ0.8cm)をつけるヒメシャリントウC.microphyllus Lindl.が盆栽やロックガーデンに使用される。またやや高木性になるギンヨウシャリントウC.pannosus Fr.やヤナギバシャリントウC.salicifolius Fr.などは生垣に利用される。…

※「ベニシタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」