コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

球果 きゅうか cone; strobilus

3件 の用語解説(球果の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

球果
きゅうか
cone; strobilus

木化した鱗片状の葉 (鱗片葉) が球状に集ってできている果実。裸子植物のマツ,スギ,モミ,ヒノキなどの果実がこの例で,これらの植物は雌雄異花で,雌花は球花と呼ばれ1本の軸に多数のめしべがつく。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きゅう‐か〔キウクワ〕【球果/×毬果】

裸子植物の、特に松・杉などの針葉樹がつくる果実。多数の木質の鱗片(りんぺん)が重なって球形や円錐形をなすもの。種子は各鱗片の内側につく。松の場合は松かさとよばれる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

球果
きゅうか

裸子植物のマツ科、スギ科、ヒノキ科ビャクシン科のような、いわゆる針葉樹類の果実を総称していう。これらの植物は雌雄異花で、マツ科やスギ科では多数の雌花が一つの軸上に螺旋(らせん)状につき、ヒノキ科では数個の花が2個ずつ対(つい)につく。この雌花が成熟すると、軸上に木質化した多くの鱗片(りんぺん)をつくり、全体としてこれが球状あるいは楕円(だえん)体状を呈するので球果という。とくにマツ科植物の場合に球果を「まつかさ」という。
 球果の鱗片は乾湿運動によって開閉し、鱗片の上について裸出している種子が散布される。この鱗片は若いときは種鱗(しゅりん)といい、この上面に胚珠(はいしゅ)がついている。種鱗の下側の基部に包鱗(ほうりん)があり、マツ科では小さく離生しているが、スギやコウヤマキでは大形で種鱗と包鱗は癒合している。つまり、鱗片はこの二つのものからできている。種鱗は多くの場合木質化するが、ネズ属では肉質の液果状で、そのためこれを肉質球果ということがある。クロマツでは開花の翌年に球果となる。[吉田 治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の球果の言及

【球果植物】より

…マツ,スギ,ヒノキ,マキなど一般に球果をつくる植物群の総称で,ソテツ類,グネツム(マオウ)類とともに裸子植物を三分する分類群。コルダイテス目,球果目,イチイ目を含み,広義にはイチョウ目を加えることもある。…

※「球果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

球果の関連キーワード針葉樹ヒノキ(檜)葉身トキワギョリュウ零余子鱗被鱗片葉面状片理スナヅルレスティオ

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

球果の関連情報