ベルガウム(英語表記)Belgaum

改訂新版 世界大百科事典 「ベルガウム」の意味・わかりやすい解説

ベルガウム
Belgaum

インド南西部,カルナータカ州北西端の商業都市。人口39万9600(2001)。西ガーツ山脈東麓の標高約700mの高原上にある交通の要地で,周辺の肥沃平原からの綿花,米,粗糖,また山地からの木材を集散し,トラック車体,家具,食品などの工業が立地する。1210年に土着勢力のラッタ国の主都となり,16世紀には現存の壮大な城塞が建設された。1818年に英領となり,旧市の西に兵営地区が建設され,南西デカン地方における軍事根拠地となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android