ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルベデーレのトルソ」の意味・わかりやすい解説 ベルベデーレのトルソBelvedere Torso 前1世紀中葉,ネストールの子アポロニオスが制作した大理石彫刻。高さ 1.59m。15世紀初頭の発見以来,バチカンのベルベデーレ(展望室)に置かれているのでこの称がある。動的ポーズはミケランジェロを驚嘆させ,メディチ家礼拝堂の『昼』の寓意像のモチーフを提供した。岩の前面に作者自身による署名があり,ローマ国立美術館にある有名な青銅像原作『拳闘士』と同一作者であることがわかる。バチカン美術館蔵。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by