ペンタセン

デジタル大辞泉 「ペンタセン」の意味・読み・例文・類語

ペンタセン(pentacene)

5個のベンゼン環が直線状に縮合した芳香族炭化水素アセン類の一つ。化学式C22H14 ペンタセン環。

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化学辞典 第2版 「ペンタセン」の解説

ペンタセン
ペンタセン
pentacene

C22H14(278.35).ベンゾ[b]ナフタセンあるいはジベンゾ[b,j]アントラセンともいう.無水ピロメリト酸に2分子のベンゼンフリーデル-クラフツ反応させ,ついで脱水閉環してペンタセンジオキシドをつくり,これを還元すると得られる.深青色の結晶.300 ℃ 以上で分解する.減圧下では昇華する.容易に還元されて6,13-ジヒドロペンタセンに,また,光照射下で空気酸化されて6,13位の炭素原子がペルオキシドで結合した過酸化物に変化する.[CAS 135-48-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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